七釜の地名の由来は大きくは「塩釜説」と「古墳説」があります。
塩釜説は、昔、入り江になっていたこの地の海岸で塩をたいた釜が七つあったことによります。
一方、古墳説は点々と存在する墳墓が釜のように見えたからとも言われています。
また、水の湧く所をカマ(釜)とかツボ(壺)と呼ぶところから温泉の湧出によりのカマの連想が働いたと考える湧水地説もあります。
どの説にしても、吉数の「七」を取り入れたところに、先人達の思いの程が伺えます。
おかげ地蔵
この場所に昔住まいがあり、そこに幽霊が出たので、地蔵をたてて鎮めたと云われている。
火の神あたごさん
斉の神
旅人が古いわらじを脱いでこの木に吊り下げ、又無事に旅が続けられるようにと願った「斎の神」がなぜここにあるのか定かではないが、足を使う事が多い人に御利益があるのかも。
三百年つばき
春になると赤い花を咲かせる「三百年つばき」。木は道具の持ち手に、花は天ぷらに。意外と知られていない活用法がある。
山宮神社
急な石段で足腰を鍛えれば、老化防止に効果があるかもしれない「山宮神社」。
子さずかり地蔵
七釜の肯州和尚は、養子に迎えた子が病死した事により、衆生の幸福を願い地蔵菩薩の健立を志した。しかし病気に罹りその夢は叶えられなかった。その和尚の心情を察した大地主でもある丸毛家の主人によって、文政五年七月地蔵尊が健立された。その後この地の温泉宿に泊まった女性が「子供が授かりますように」と願うと、しばらくして子が授かったことから「子さずかり地蔵」と呼ばれるになった。
一服の木
散歩をしていて、ちょうどこの辺で一服したくなる。タチヤナギの木は、楊枝やマッチの軸に利用されている。
赤い川
七地蔵
初めは六地蔵であったが、知らぬ間に「七地蔵」になっていた不思議な出来事。